ある足つぼ師の敗北
足つぼの仕事をしていて、「足つぼなんかより効果あるな」と思ってしまう瞬間がたくさんあります。
それは根本は技術不足、知識不足なのですが、それ以外にもあるなぁと思っています。その経験をすると新しい事業を作る時のヒントになる!と思ったので記事にしてまとめたいと思います。
睡眠に勝るものはない
足の冷えや疲れなどが足裏に出るのですが、継続的に足つぼをしていると急にそれがなくなってしまうことがあります。
そして一番影響度が高かったのが睡眠でした。
「今日はなんか足裏いい感じですね?」
と聞いたら
「あーよく寝られたからかも」
というやり取りを何度となく繰り返していくうちに、睡眠の大切さを実感したのであります。
人間関係・心の持ちよう・自然
足裏の状態を問わず、入力された「痛み」に対する反応は、実はその人の心理状態によって、同じ人でも変わるということに気付きました。
そしてその心理状態が何によって変化するのかというと、人間関係、心の持ちよう、そして自然である、と感じました。
人間関係には上手くいっている、上手くいっていないと二元論で捉えることもできますし、興奮・リラックス・緊張などなど細かく状態を見ていくこともできます。
いずれにせよ人間関係の中身が体の力の入り方や姿勢を変えていくので、自然とそれは足に出てくるという仕組みです。
そしてその事実をどう捉えるのかという受け取り方も重要な要素。みんなが力を貸してくれるような職場でも本人が本気でないならそれに気づかないしむしろ鬱陶しいかもしれません。
そして働く場所が「自然」から近いのか遠いのかによって健康は強く変化するというのが最終的に、そして究極大事であることを色んな地域で足つぼをしていて、そう思いました。
食事
僕は食事がとてもだめです。これから少しずつ「取り戻していこう」と思っていますが、それでも今元気に働くことが出来ています。
だから食事の健康に与える影響はとても軽微である、と考えていたのですが、足を触っているとそうでもないようです。
では良い食事とは何なんだろうかと考えるとそれは「バランス」であると思います。
もっと大事なのは「何に対してバランス」するかということ。
例えばバランスと言う概念の限界でもあるのですが、「いろんな栄養素を満遍なく取る」というのがバランス概念ですがそれは本質的じゃないです。
そんな目で見てしまえば自然って思いっきり偏っているからです。肉食動物とか不健康すぎるでしょう。そんなこと言ったら。
でも自然全体で見ればバランスが取れているし、それを「調和」と捉えたほうが良い。
では人間と自然との調和って?人間が人間同士で働いている時の調和がとれている状態って??
だから僕たちは自然を学びその自然の状況をよく捉えたうえで、それと調和がとれるような食事をする、というのがいわば「知恵」なんだろうと思うんです。
今回で言うと、そんな食事が良い足裏を作る、という。
足裏に勝るものを通して僕は足つぼをもっと極めたいと思った
足裏をやっていて最近限界が見えてきました。緊張感が高まるとともに、不安が襲うとともに、もっと追求したいもっとできるようになりたいと感じました。
やれることをやろう。そしてみんなにいつなんどきでも活力を与えられるようになりたい。
そう改めて感じました。
足つぼ師が敗れる場面を通して、本当に大切なこと新しい足つぼの世界観がちょっとだけ見えたような気がします。