足つぼという贈り物①
足つぼの価値は医療効果ももちろんだと思いますが、最大の価値はコミュニケーションにあると思っています。
人と人とが分かりあう。僕はそんな、当たり前だけどとても大切なそんな世の中を作りたい。
僕がいつも心がジーンと温まるそんなエピソードをいくつかの記事に分けて紹介します。
大切な人の足を触ったことありますか?
身の回りの人の肩や頭を触ったことはあるかもしれません。声や表情は見て感じることができるかもしれません。本来はそれだけの情報でも多くの事を読み取れるはずなのですが、色んな感覚を失ってきた僕たちはそれが難しい。
だからたくさんのものを抱えてしまっている人も、誰かに助けを求めている人も、周りは気づいてあげられないことが常態化しています。
孤独社会とはよくいったものですが、僕からすれば鈍感社会なのだと思います。
ある学習塾で足つぼをさせて頂いた時、その方が
「ずっと一緒にいてくれる奥さんだけど、足だけは触ったことないなぁ」と仰り
その方の周りのスタッフの方々が
「こんなに痛がるなんて、そんなに悪かったんだー」
と心配そうに見ていた、この二つの場面が忘れられないのです。
足つぼが繋ぐ人と人との繋がりは必ずある。僕はそんな場を作るために生きている。
すれ違いは足に出る
自分は元気だと思っていたの足にはだいぶんと疲れが溜まっている。
相手は元気だと思っていたのに足にはだいぶんと疲れが溜まっている。
認識と足の状態にギャップがある時。それが大きい時。
それが病となり争いとなる、と強く感じました。
ギャップを感じてもらい、どうすれば良いかを一緒に考え、学べる。
足つぼは色んなものを僕たちに与えてくれる。