ある足つぼ師の恐怖
足つぼをしていると、違和感を感じることが時々あります。
人間の足を触っている感じがしないというか、足つぼをしていても中々ほぐれていかないなぁというか。
何かしらの違和感です。それは若い人ほど言えることで、僕は一旦これを「人工添加物問題」と名付け仮説として持っています。
この人工添加物問題は長らく「健康系の話題が好きな人」の間では忌避され、「そういうことに興味のない人」からも体に悪いと思いながらしぶしぶ受け入れられてきた経緯があります。
ちょっと今日は人工添加物について書いていきます。
本当に怖いのは人工添加物?
人工添加物が何なのか。それが本当に危険なのか。それらについては色んな方が色んな事を言っていて、僕が今更偉そうに言う事ではないのかと思います。
でも一つここで感じたのは、本当に怖いのは人工添加物そのものなのかということです。
海外でももちろん人工添加物は使われていますが、今や世界一の使用量を誇るのは日本です。オーガニック万歳♪とブームになって久しいのにも関わらず日本が一番遅れているとも言われています。
ではなぜそうなってしまったのか。そこまで言及している記事があまりにも少なく「日本も追いつかなければ!」と言うだけの人が多いなぁと。
これ凄い難しい分析だと思っていて今だに僕もよく分かっていません。
いくつか仮説を書いておこうと思います。
自己防衛説
人工添加物の技術は50年前から存在し、本格的に使用されたのは40年ほど前。お客様の要望に応える様にして普及していきました。
この「応えて」というのがポイントで、保存が効くとか安価だとか色々な理由があります。
でも一番の原因は「コミュニティの解体」だと思うんです。
元々日本は戦争がほとんどなくあっても皆殺しを逃れてきた民族で構成されています。だから現在の日本になっていく過程でも皆殺しではなく「従属」を基本としていました。西洋では皆殺しが基本です。
そして西洋では命からがら逃げた残党が、山賊や海賊となり現在のイギリスのような国を形成していきます。
そういう地域では国の形成においてもともと「人と人とがバラバラ」なので作られた物語や「契約」というのが必要不可欠。文字が人類史上早期に生み出され書物が必要とされた背景は「文明として優れていた」わけでは決してなく、民族としてはるか昔から破壊されてしまった人々の、いわば諸刃の剣でした。
日本を含め東洋諸国の多くに書物が残されるタイミングが遅いのは「残す必要が無い」くらい共有できるものが多かったからです。
何の話かというと、現在の日本は明治維新以降、西洋化を頑張ってやってきたわけで「個」というのを大切にしてきたわけです。自由・平等・博愛(友愛)。
そしてその思想の名のもと、村の掟とか古い、人権の抑圧だ!などと言い次々とコミュニティが解体されていきます。
そうして僕たちはたくさんの人権(笑)を獲得し、そうして本当に自由にできることがめちゃくちゃ増えました。
同時に文字や言葉にしなければ分かり合えないほどバックボーンが異なる人たちが生まれました。自由は格差を生むので、金持ちと貧乏人が阿吽の呼吸で分かり合えますか?という話で。生まれも育ちもしばらくすれば全然違う人も増えますしね。
すると西洋で起きている事と似たような構造が起きます。つまり作られた物語と契約がなければ集団として協力できない社会の登場です。
日本ではそれが天皇(万世一系)であるし実は(日本人)だってそうです。明治維新の時に「これが日本人です!みんなこうしましょう!」と強制された経緯があるんです。
そして互いが互いの腹の探り合いをし、損得勘定・敵味方感情が前面に出てきます。企業単位で見ても今までの信頼関係というのは前提にできず訴訟リスクや技術をごく一部の人間で独占できる仕組みが必要になっていきます。
そこで求められたのが人工添加物...?
大量に生産出来て、でも技術は独占しやすく、クレームは起きにくく個として解体された客に売りやすい。
見るべきは人工添加物そのものではなくそれが普及した背景や構造そのものなのは確かです。
もしその原因の一つがコミュニティの解体なのだとしたら、人工添加物に対する接し方や捉え方を修正するべきではないかと思います。
長くなったので次回の記事に続きますw
なんでこういうことを書いたのか。
世の中を良くしていくために足つぼをしていますが、じゃあその「世の中」ってなんやんねんということを考え行動を修正していけないと、あらぬ方向でがんばっちゃってるということが起きかねません。
そしてこうやって言葉や文字にしなければ分かり合えない(ていうかそうしても分かり合えないw)世の中になってしまった以上、それを積極的に発信していくことがこの世の中で生きていく上では合っているんだとうと感じています。
だからブログを書くし、足つぼに少しでも関係するならそれを起点として考えていたい。
そう思って書いたよ~。