足つぼ師の原価

 

私は足つぼ師です。そして今まさにお客様からお金をもらおうとしている、この時の私がいつも思う事。

 

それは「何故これだけ高いお金をマッサージと言う仕事はもらってるんだろう」ということです。あれだけ必死に料理を作っても1000円くらい。私達マッサージを生業にしている人たちは一時間に一万円は稼ぎだします。

 

これは単純にビジネスモデルの違いから起こることですが、お客様からすればそんなことは関係ありません。

 

時間当たりに使うお金の額は、ちょっと高級なマッサージ店だと、圧倒的に高いです。

 

 

でもこの仕事をしていて気づいた事があります。それは「マッサージには凄まじい原価」がかかっているということ。

 

世間的には原価などほとんどかかっていない上手くいけば「ボロい商売である」と思われがちですがそんなことはありません。

 

私たちがお金を得るために払っている原価、それは「元気」です。「活力」です。

 

お客様と長時間一緒に過ごす私達は、接客業の中でもトップクラスに繊細な人間関係構築力が求められます。言うなれば瞬発力よりも、ゆっくり育てていくタイプの接客です。

 

そんな私たちがちょっとでも元気がないとどうでしょう。もうマッサージの効果は半減します。元気が無いことは人間関係が近いだけにお客様はすぐに気づきます。

 

私たち自身の「活力」が価値であり、それがお金に変わっています。

 

 

そう、私たちが届けている価値はお客様自身が足つぼを通して「元気出た!頑張る!」と思って頂く事。そしてそのために私たち自身が誰よりも活力を持っている必要があります。

 

私たちが高いお金を払ってもらっている最大の理由は原価(私たちが元気である事)がとってもかかっているからです。

 

はっきりとサービスに対して明確に価値やコストをお客様に伝えることができれば、世の中もっと良くなるのになと思っています。

 

いやそんな事業を作ります。